回路部品のピンスワップ/グループスワップの設定方法

部品作成時にスワップ設定を行うと、PCB設計時にピンスワップ、グループスワップを行うことができます。

目次

ピンスワップの規則

ピン単位でのスワップ(「ピンスワップ」)は、各ピンに対し「ピンスワップID」を指定することで行うことができます。
同一の「ピンスワップID」を持ったピン間でスワップが可能です。

「ピンスワップID」は部品作成時の「スワップ」タブにて指定ができます。
「ピンスワップID」には任意の文字が使用可能です。

【例】A
ピンスワップID
左記の設定の場合、同一の「ピンスワップID」を持つ「ピン:1」と「ピン:2」がスワップ可能。

グループスワップの規則

複数ピンのスワップ(「グループスワップ」)は各ピンに対し、次の形式でグループスワップIDを指定することで行えます。(スワップグループ/スワップグループID/ピンスワップID)

「スワップグループID」はピンをグループ化するためのIDです。グループ化したいピンに対し、同じ「スワップグループID」を指定することでそれらのピンをグループ化できます。グループスワップはこのピングループ単位で行われます。

「スワップグループ」はピングループをまとめるためのグループです。各ピングループは、同名の「スワップグループ」に所属するピングループとのみスワップができます。

グループスワップIDは部品作成時の「スワップ」タブにて指定ができます。各ID・グループ名には任意の文字が使用可能です。

【例】SWAP/A/1
スワップグループ/スワップグループID/ピンスワップID

左記の設定の場合、「スワップグループ:SWAP」内において、「スワップグループID:A」と「スワップグループID:B」のピンをスワップ可能。

ピンスワップ/グループスワップ入力例

ピンスワップ

「ピンスワップID」は「グループスワップ」の設定とも組み合わせることができます。上記の設定の場合、“赤枠のグループ内“で「1」と入力された“青枠のピン“がスワップ可能です。

グループスワップ

上記の設定の場合、赤枠単位 (SWAP/A、SWAP/B、SWAP/C、SWAP/D) でスワップが可能です。

スワップグループについて

「スワップグループ」はグループスワップ用のグループ名となり、 その名称のグループ内でのみグループスワップが行えます。

例えば、デフォルトの「スワップグループ」名である「SWAP」と設定している場合は「SWAP」のグループ内でのみグループスワップを実施することができ、上記のように「AAA」「BBB」と2種類の「スワップグループ」を設定した場合は、それぞれのグループ内でのみ「グループスワップ」が行えます。

ピンをグループ化するためには必ず 「スワップグループ/スワップグループID/ピンスワップID」の形式で記述する必要があるのでご留意ください。

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