QuadceptのVer.11.2.0では、Ver.11.1.0で全面リニューアルを実施した3D機能のリニューアル第二弾を行いました。
今回のリニューアルでは、筐体データを取り込んだ際の筐体の透過率を設定できるようになり、あわせて3D形状の断面表示が可能になりました。これにより、これまで難しかった筐体内部の基板形状の確認が容易になりました。
さらに、ものさし機能を実装したことで、基板上の部品と筐体との距離や、部品同士の距離を測定できるようになり、オブジェクトの干渉確認がスムーズに行えます。
また、回路図上にExcelやWordのデータを直接貼り付ける機能を追加したことで、改訂履歴などを回路図上に手軽に配置でき、図面作成の手間を大幅に削減できます。
加えて、回路図上で差動ペア設定およびネットクラス設定ができるようになり、よりシームレスにPCB設計へ移行できるようになりました。
■データについて
設定ファイルをリニューアルいたしましたので、v11.2.0で保存されたすべてのデータ(部品・シンボル・フットプリント・プロジェクトデータ・回路図データ(デバイスブロック)・PCBデータ・パネルデータは、旧バージョンで開くことができません。プロジェクトデータを共有する場合は、バージョンを合わせてご利用ください。
Quadcept Forceを活用すると、開発体制を強化できます。Quadcept Forceについてはこちらをご参照ください。
2026/09/15
新しい機能
Pick Up
【Common】3Dビューアーのリニューアル(第二弾)

- 筐体データを取り込み、基板と合わせて3D描画を行いたい
- 筐体と基板、部品などの納まりや干渉の確認/距離測定を行いたい
- STEP出力で、シルクや銅箔も出力したい
- PDF(3D)など多様な3Dフォーマットで出力したい
- 3D部品形状(筐体)の透過率設定
- 断面表示モード
- ものさし機能
- キャプチャ機能
- 3D出力フォーマットの拡張(PDF、DWG、OBJ、STL、IGES)
- 3D出力でシルク/銅箔(配線、ベタ、ランド)の出力に対応
- ASCIIライブラリ入力でデータ内にSTEP形状がある場合の自動関連付け
※Ultra Librarian/SamacSysのASCIIライブラリ入力時に対応
【Circuit Designer】OLEオブジェクトの挿入

- Excelのような表を挿入したい
- 図面上にBOMや管理表のようなものを作図する必要がある
- 回路図に改訂履歴の表を書きたい
- クリップボードからWordやExcelデータを挿入
- OLEオブジェクトの内容の編集
- OLEオブジェクトの内容の移動/リサイズ/コピー&ペースト/削除
- OLEオブジェクト同士の描画順序の変更
- OLEオブジェクトのフィルタリング
【Circuit Designer】回路図上でのPCB_DRC設定&転送

- 回路図を見ながらネットクラス/差動ペア設定を実施したい
- 回路図上でPCB側の設定を確認/編集する手段がない
【PCB Designer】S-NAP®連携

- S-NAP® PCB Suiteとシームレスに連携したい
- ODB++での連携では、 S-NAP® PCB Suiteへデータ入力後に追加情報を入力する手間が発生する
- TEXファイル(S-NAP® PCB Suite用の連携ファイル)の出力に対応
- 出力設定として、電源/GNDのネット指定、Value属性の指定に対応
※今後、CADからの直接起動などのさらなる連携強化を予定
その他
Common
- 部品更新時に制御属性(=部品詳細ダイアログ右上の属性群)を維持するかの選択を可能にしました。
- フットプリント更新時に部品高さを維持するようにしました。
- Referenceの自動インクリメントの上限の桁数を5ケタ(99,999)へ拡張しました。
- 対象製品(Circuit Designer、PCB Designer)において、3年契約時の割引率を以下のように引き上げました。
【3年契約時の割引率改訂内容】
| ご契約期間 | 現行割引率 | 改定後割引率 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1ヶ月契約 | 0% | 0% | 変更なし |
| 1年契約 | 5% | 5% | 変更なし |
| 3年契約 | 5% | 7% | 今回改定 |
Circuit Designer
- メモ層に「文字」を配置できるようになり、メモ層ごとに「文字」の表示/非表示に対応できるようになりました。
- コネクションライン描画を高速化しました。
PCB Designer
- 個別ベタ領域に対して個別のDRCクリアランス設定できることで、より汎用的な設計ができるようになりました。
- 同一部品内のDRCクリアランスを設定できることで、放熱パッドに対する強化ビア配置などで発生する疑似エラーに対応可能になりました。
- 切り穴(NTH)やランドなしパッドが未配線ネットエラー時の表現を変更し、視認性をアップしました。
- サーマル生成ロジックを調整し、ベタが入り込みやすくなりました。
- DRC/MRC設定における【未使用ネット】(=図面に存在しないネット)の視覚化を行いました。
- Grid表示サイズの設定(大・小の切り替え)を追加しました。
- ビア配置時にネットクラスに応じた設定のビアリストが表示して配置できるようにしました。
- 印刷(輪郭モード)の高速化を行いました。
- 3D機能の位置合わせで座標の桁数を1桁増やしました。
- IDFで禁止領域の入出力に対応しました。これにより、よりシームレスなエレメカ連携に対応できるようになりました。
お客様からのご要望による軽微な機能追加・改善については記載を省略しております。また、内部検証で確認された軽微な不具合についても併せて改善しております。
Quadcept は開発から運営・サポートまで全て国内で行うことで、ユーザのご要望に柔軟に対応できることが強みです。まだお使いでない方は、無料でダウンロードしてお試しください。

