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プロジェクトデータをQuadceptのDBから分離し、ファイルに変更
これまでプロジェクトデータ(設計データ)はQuadceptデータベース(qdb)に保存されており、プロジェクトを共有する場合、Quadceptデータファイル(qcom)として入出力する仕様となっておりました。
この構造は、プロジェクト、部品、シンボル、フットプリントなどすべてのデータをデータベースで一元管理できるメリットはありましたが、プロジェクトが増えてきた際にデータベースのサイズが大きくなってしまうことや、プロジェクトデータを管理や受け渡しする際に一手間かかってしまうという課題もございました。
そこで、Ver.10ではプロジェクトデータをデータベースから切り離し、ユーザーが使い慣れたファイル形式に変更することで、よりユーザビリティの高い操作感を実現します。
これからは任意のWindowsディレクトリにプロジェクトを保存できるので、案件や顧客毎のフォルダ分けなどより直感的なプロジェクト管理が可能になります。さらに各種クラウドストレージサービスとの親和性も格段に向上します。
また今後は、部品データをクラウド上で共有し、標準部品やEOLの管理をする「CCM(Cloud Component Manager)」、設計・開発情報の一元管理をするクラウドサービス「Balus」との連携により、設計データを簡単に管理できる環境を提供してまいります。より便利なったQuadceptにご期待ください。
プロジェクトをファイル形式にすることのメリット
- プロジェクトの管理、受け渡しが直感的に操作可能
- プロジェクト保存、読込みのパフォーマンス向上
- データベース(qdb)のサイズの軽減
- クラウドストレージサービスとの親和性向上
- プロジェクトファイルをダブルクリックですぐにCADが起動